ヴァルキリー型変形の進化系、可変おもちゃも楽しみやすい!
「超時空要塞マクロス」の終了後に、タツノコプロがフジテレビと取り組んだアニメが、
今回紹介させていただく、「レギオス」が出現する、「機甲創世記モスピーダ」です。
マクロスと同じ玩具メーカーがスポンサーについていたため、その要請で、
マクロスに出現する戦闘機型の可変ロボット、ヴァルキリーと同様の、
戦闘機が可変して、中間形態と人型ロボット形態の三段階に可変する兵器が出現します。
それがレギオスです。
マクロスの終了の直後になるため、レギオスのインパクトは薄く、
同じ作品内に出現する、バイクが搭乗員と合体するモスピーダ(ライドアーマー)が、
画期的で目立つ存在だった為、ちょっと脇役感は否めませんが、
全身からホーミングミサイルが発射されてインビットを撃墜するシーンは、
とてもカッコいいシーンです。
また、変形機構には改良が見られ、プラモデルのレベルでも、
完全変形に近い再現が可能になっています。
現在、比較的安価なプラモデルでも再販中なので、是非楽しんでいただきたいです。
ヴァルキリーにはじまる、戦闘機型の可変ロボットですが、
変形機構で大きく変わるのは、ロボット時の腕部を戦闘機形状の時に、
どこに収めるかが、変形機構のキモになると考えられます。
ヴァルキリーは、腕部が戦闘機形状の下側にまわるのに対し、
レギオスは、上側にまわり、補助推進部になります。
ジークフリード(マクロスΔ(デルタ))では側面部にまわる形になります。
それぞれ、中間形態(ガウォーク、アーモダイバー)になる際の
変形機構に差が出ますが、おもちゃとしての強度面は、レギオスやジークフリードの
方が有利に感じられます。
目次
ロボットのデータ
・作品名:機甲創世記モスピーダ
・デザイナー:荒牧伸志さん、柿沼秀樹さん
・大きさ、重さ:8.75m、16.7t(アーモソルジャー(人型ロボット形態)時)
・動力源:HBT
・材料など:不明
・メインの武器:ビームキャノン、ビーム砲、ミサイル(肩部、腕部、脚部に装備)
・合体・変形の分類:マシンが変形してロボットになる
変形・合体機構のプロセス解説
アーモファイター:飛行形態
アーモダイバー:中間形態(飛行形態の機首部分が残ったまま、腕部と脚部を出した状態)
アーモソルジャー:人型ロボット形態
の順に変形していきます。
写真は、ちなみに量産型のレギオス・イオタ(グリーン)です。
他にスティックが登場する、指揮官タイプのレギオス・エータ(ブルー)、フーケが登場する、レギオス・ゼータ(レッド)
があります。
アーモファイターから順に変形プロセスを解説します。
1.戦闘機背面の腕を伸ばす。
2.戦闘機下部の脚部を横回転して、下に出す。
3.主翼を下にたたみ、腕を側面に出す。
これでアーモダイバーになります。
続いて、
4.中央部からショルダーミサイルポッドを出す。
5.機首を持ち上げながら、腰部を前に出す形で身体を起こす。
これでアーモソルジャーへの変形完成です。
腕の動きがシンプルなので、プラモデルでも強度が取りやすいです。
ヴァルキリーとの違いは、ガウォーク形態(レギオスのアーモダイバー)の時は、
戦闘機の羽部分が、ヴァルキリーは戦闘機状に開いていて、
レギオスでは、羽が閉じて見えない状態になっています。
なので、レギオスは、飛行機に手足が生えた、というよりは、
ロボットに戦闘機の機首がついているイメージでしょうか。
また、ヴァルキリーは人型ロボット時には腹部から股にかけて、機首が配置されるのに対し、
レギオスは、背中にまわります。これによって、だいぶロボットらしいプロポーションが
実現できています。
作品紹介
・年代:1983年~1984年
・年代:1983年~1984年
・原作:タツノコプロ、アートミック
・製作会社:フジテレビ、タツノコプロ
・ストーリー概略
2083年、異星体インビットに侵略された地球を救う為に火星より派遣された第二次降下部隊の軍人スティックと、地球生まれのレイ、フーケ、ミントと、
第一次降下部隊の生き残り、ジムとイエローが、侵略拠点のレフレックス・ポイントを目指し旅を続ける。
やがて、人間型のインビットである、アイシャ、ソルジー、バトラーとも会いながら、
レフレックス・ポイントにたどりついた時、地球の破壊も厭わない、第三次降下作戦が始まる。
視聴できる動画サイト
現在は、
・U-NEXT
・FOD(フジテレビオンデマンド)
・TSUTAYA DISCUS
が視聴できます。
VideoMarket、AmazonPrimeはレンタルで視聴できます。
おもちゃ紹介
・安い:現在、アオシマから、可変タイプのプラモデルが再販されています。
2500円ぐらいで現行品があります。
先ほども書きましたが、プラモデルでも、
差し替えパーツがほぼない、再現性の高い変形が楽しめます。
![]() |
【中古】[PTM]1/48 可変レギオス ゼータ 機甲創世記モスピーダ プラモデル(55557) アオシマ(20180414) 価格:2,480円 |
・高い:先ほどもふれた、千値練(センチネル)さんの
「RIOBOT レギオス1/48」シリーズのうち、
エータ(スティックが登場するブルーのタイプ)が現在発売中、
ゼータ(フーケが登場するレッドのタイプ)が、2021年1月に発売予定です。
現行品でプレミアもついてないので、ファンの方は、
是非今の間に手に入れちゃいましょう!
25000円(税別)と値段は張りますが、プロポーション、アクションも
含めて、さすがの完成度です!
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・モスピーダ(機甲創世記モスピーダ)
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