ビルバイン(聖戦士ダンバイン)

ロボット紹介記事

本格派、かつ、ファンタジー系ロボの変形タイプです!

「聖戦士ダンバイン」は、「機動戦士ガンダム」の終了後としては
「戦闘メカ ザブングル」に続く、本格派のサンライズ制作のロボットアニメです。
途中に、「トライダーG7」「ダイオージャ」もありますが、
高年齢層やプラモデル化を狙った作品としては、
ガンダム → ザブングル → ダンバインと
捉えているサンライズファンも多いかと思います。

ダンバインは、異世界(のちに地上界にも出ますが)で動く、「オーラバトラー」という
独特の世界観で、曲線的なデザインや、昆虫を思わせる、羽のついた推進部のデザインで、
それまでのロボットのデザインとは一線を引くものでした。

玩具としては不振だったようで、
「機動戦士ガンダム」からメインスポンサーでサンライズと組んでいたメーカーが、
この「聖戦士ダンバイン」の途中で倒産してしまう悲しい事態も起きてしまったそうです。
生体素材を活用しているため、ロボットらしくない、というのがダンバインの特徴なんですが、
ロボットアニメとおもちゃを求める層には、不評だったそうです。
同じく、異世界系のアニメ、
「超時空世紀 オーガス」のおもちゃも不振だったそうなので、
現在もコアなファンが多い両作ですが、
ガンダム同様、画期的な作品は理解をしてもらえるまでに
時間がかかるものなのかもしれませんね。

また、ガンダム、マクロスぐらいから、物語の小説化もされるようになり、
私もダンバインの世界のバイストン・ウェルでのスピンオフ的な作品、
「リーンの翼」のファンです。
そのせいか、世界観も深く、小説を読んでから、またアニメを観ると、
SFドラマとしても楽しめる作品です。

前置きが長くなりましたが、今回紹介させていただくビルバインは、
中盤以降に出てくる、主人公用の変形ロボットになります。
爪があったり、クチバシのある鳥のような飛行形態(ウィングキャリパー)は、
ライディーン(勇者ライディーン)の飛行形態、ゴッドバードを感じさせます。
ちなみにライディーンは仰向け、今回のビルバインはうつ伏せになるあたりは少し異なります。

目次

ロボットのデータ

・作品名:聖戦士ダンバイン
・デザイナー:湖川友謙さん
・大きさ、重さ:8.8メット(m)、8.6ルフトン(t)
・動力源:オーラ・コンバーター(オーラ力によって動く)
・材料(外殻素材):バイストンウェルの様々な恐竜(怪獣)の甲殻
・メインの武器:オーラソード、オーラ・キャノン、オーラ・ショット
・合体・変形の分類:マシンが変形してロボットになる

変形・合体機構のプロセス解説

変形機構は、かなり単純で、比較的廉価なプラモデルでも、ほぼ再現されています。
1.前面腹部のコックピットが頭部に回転する形で上がり、飛行形態の頭部となる。
2.うつ伏せにして、腕部、脚部の形状を整える。
2.腕部の爪を曲げ、脚部の爪を閉じる形として、完成。
ギミックが少ないのは、変形後の変化が少ない不満はありますが、
プラモデルでも再現性や、強度が確保されるのは嬉しいところです。

作品紹介

・年代:1983年~1984年
・監督:富野由悠季さん
・製作会社:サンライズ
・ストーリー概略:
魂の世界とされるバイストンウェルという世界で、
戦士として現実世界から強力なオーラ力(ちから)を持つとして、
召喚された主人公ショウ・ザマは、その力を使い、
バイストンウェルの様々な種族との戦争に加わる。
やがて、現実世界にも飛び出し、世界中を巻き込んだ戦争に発展していく。

・現在視聴できる動画サイト
現在、今回紹介させていただいたビルバインが出てくる、、
「聖戦士ダンバイン」を視聴できるのは、
U-NEXT
バンダイチャンネル
dアニメストア
になります。
Amazon Primeでは、レンタルでは視聴可能です。

おもちゃ紹介

変形を楽しめるおもちゃとしては、プラモデルがリーズナブルです。
完成品のおもちゃも多い為、比較的手に入れやすいと思います。

・安い:1/48のバンダイのプラモデルが再販されています。
2000円弱から販売されています。
また、1/72のHG(ハイグレード)シリーズも
3000円前後から販売されています。
・高い:「ROBOT魂」シリーズが販売されていますが、
現在は中古品が流通しています。
安いもので1万円以内~2万円以内が相場でしょうか。

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